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【2022】ものづくり補助金は申請代行を活用すべき?メリット・費用相場・依頼の流れ

ものづくり補助金の申請代行

ものづくり補助金を申請する際には、専門家の申請代行(申請サポート)を依頼するべきなのでしょうか?

もちろん、ものづくり補助金を自分で申請することが禁止などされているわけではありません。しかし、専門家へ申請代行(申請サポート)を依頼することには、数多くのメリットが存在しますので、依頼をすることを検討すると良いでしょう。

今回は、ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を専門家へ依頼するメリットを紹介するとともに、注意点や依頼をした場合の流れなどについて詳しく解説します。

ものづくり補助金とは

ものづくり補助金は、正式名称を「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」と言い、中小企業や小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発や試作品開発、生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援する補助金です。

「ものづくり補助金」と略して呼ばれることが多いため、ものづくりを行う製造業などのみを対象とした誤解も少なくありません。しかし、実際には、サービス業など幅広い事業者が対象とされています。

ものづくり補助金は、もっとも基本であり多くの事業者が申請をする一般型(通常枠)のほか、「回復型賃上げ・雇用拡大枠」「デジタル枠」「グリーン枠」「グローバル展開型」が設けられています。

補助金額や補助率は応募する枠や従業員数などによって異なるものの、一般型(通常枠)であっても、従業員数 5 人以下の事業者で最大750万円、従業員数21人以上の事業者で最大1,250万円の補助を受けることが可能です。補助金の中でも、かなり大型の補助金の一つであるといえます。

ものづくり補助金の申請代行を依頼する主なメリット

ものづくり補助金の申請は、自社で行ってはならないわけではありません。しかし、専門家の申請代行(申請サポート)を利用することには、数多くのメリットが存在します。

主なメリットは、次のとおりです。

最新情報を教えてもらえる

ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を行っている専門家は常に補助金の最新情報に目を配っており、最新情報に詳しいことが多いといえます。そのため、専門家へ申請代行(申請サポート)を依頼することで、公募開始についての情報や最新の採択結果など、最新情報を教えてもらいやすいでしょう。

時間と手間の削減ができる

ものづくり補助金を申請するには、まず公募要領を読み込まなければなりません。しかし、ものづくり補助金の公募要領のボリュームが多く、これをしっかりと読み込んで理解をするだけでもひと苦労でしょう。

また、申請に必要な書類も多く、補助金申請を専門とする部署があるなどでない限り、これを自社のみで作成することは容易ではありません。

専門家へ依頼することで、自社がこれらにかける時間や手間を大きく削減することが可能となります。その分、本業へ集中しやすくなることでしょう。

採択率を上げられる可能性がある

専門家へ申請代行(申請サポート)を依頼すること自体が、ものづくり補助金の加点項目などとなるわけではありません。

しかし、専門家はものづくり補助金の審査ポイントや加点項目、過去の採択事例などを熟知しています。そのため、アピールできるポイントはしっかりとアピールするなど、審査ポイントや加点項目などを踏まえた申請書類を作成してもらえる可能性が高いでしょう。

これにより、結果的に採択率を上げることへとつながりやすくなります。

事業についてのアドバイスが受けられる

ものづくり補助金の申請には、事業計画の策定が不可欠です。

専門家へものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を依頼した際には、事業者が検討した内容をそのまま記載するのみならず、事業そのものについてのアドバイスがもらえる可能性が高いでしょう。

事業計画を専門家とともによく練り込んで、より収益性が高くかつ実現可能性の高い事業計画を作成することで、ものづくり補助金が採択される可能性が高くなります。

それどころか、よく練り込まれた事業計画は、その後実際にビジネス展開をしていくうえでの羅針盤として心強い役割を果たしてくれることでしょう。

「つなぎ融資」先の金融機関の紹介が受けられる場合がある

後ほど改めて解説をするとおり、ものづくり補助金は、採択がされたからといってすぐに補助金が振り込まれるわけではありません。採択後、まず申請をした事業を実施し、その報告をしたのちにようやく補助金が受給できます。

そのため、事業実施に必要な資金を一時的に別の方法で調達することが必要になるケースが少なくありません。このような際、金融機関から一時的に融資を受けることを、「つなぎ融資」といいます。

ものづくり補助金の申請代行を受けている専門家は、補助金のみならず、資金調達全体の専門家であることが少なくありません。そのため、専門家によっては、このつなぎ融資を受ける金融機関を紹介してくれる可能性があります。

ものづくり補助金の申請代行は誰に依頼すべき?

ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を受けている主な専門家は、次のとおりです。それぞれの専門家の特徴を知り、どの専門家へ依頼するのかよく検討すると良いでしょう。

中小企業診断士

中小企業診断士とは、経営コンサルタント唯一の国家資格です。事業を成功に導くためのアドバイスに長けているため、補助金の受給までのみならず、その先の事業成功を見据えたアドバイスを受けられる可能性が高いでしょう。

特に、ものづくり補助金を申請する際に必須となる事業計画の練り込みは、中小企業診断士がもっとも得意とする分野の1つです。中小企業診断士はものづくり補助金の申請代行のみならず、その後のビジネスの成功へ向けた心強いパートナーとなってくれることが期待できます。

行政書士

行政書士とは、官公庁に提出する書類作成の専門家です。補助金の申請も行政書士の業務範囲の一つであり、審査員が見やすいような申請書類の作成をしてもらえる可能性が高いでしょう。

ただし、行政書士の手掛ける業務は非常に幅広いため、すべての行政書士が補助金申請業務を得意としているわけではありません。補助金申請業務をまったく行っていない事務所も少なくないほどです。

そのため、行政書士へものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を依頼しようとする際には、その事務所が補助金の申請業務を得意としているのかあらかじめ確認される必要があるでしょう。

顧問税理士

税理士は、税務の専門家です。顧問税理士は自社の財務状況を熟知しているため、中小企業にとってもっとも身近で心強い相談相手であるといえるでしょう。

しかし、税理士が本来得意としているのは、既に発生した過去の数字です。税務と、事業計画などの将来の財務とは似て非なるものであるため、税理士であるからといって補助金の申請が得意であるとは限りません。

補助金の申請が得意であるかどうかはその税理士によって異なりますので、顧問税理士であるからといって安易に依頼をするのではなく、専門性を見極めたうえで依頼を検討すると良いでしょう。

金融機関

金融機関がものづくり補助金の相談に乗っているケースもあります。ただし、実際に金融機関がものづくり補助金の申請代行(申請サポート)までを行うケースはさほど多くなく、中小企業診断士などの外部の専門家の紹介にとどまるケースが多いでしょう。

どこまでサポートしてくれるのかは金融機関のスタンスによって異なりますので、もし金融機関からのサポートを受けたい場合には、あらかじめその金融機関へサポート内容を確認する必要があります。

コンサルタント

ものづくり補助金の申請サポートを行っている事業者の中には、特に資格を有していないコンサルタントやコンサルティング会社も存在します。

もちろん、無資格であっても、アドバイスやサポートをしっかり行ってくれるコンサルタントは少なくないでしょう。しかし、その一方で、悪質な業者が紛れ込んでいるリスクもゼロではありません。

資格のないコンサルタントへものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を依頼する際には、相手をよく見極める必要があります。

ものづくり補助金の申請代行の報酬相場はどれくらい?

ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を依頼した場合の報酬相場は、どの程度なのでしょうか?一般的には着手金と成功報酬とに分けて報酬が発生することが多いといえます。

それぞれの相場は、おおむね次のとおりです。

なお、報酬額は専門家によって異なっており、一律ではありません。中には高額な報酬を請求する悪質な業者も存在するようですので、報酬についてはあらかじめ書面で確認しておくことをおすすめします。

着手金

着手金とは、専門家へものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を依頼した時点でかかる報酬です。

いわば、書類作成と申請の代行料であるといえます。そのため、たとえ採択がされなかったとしても返金などはされないことが一般的です。

ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)の場合、着手金はおおむね10万円から20万円程度が相場といえるでしょう。

成功報酬

成功報酬とは、申請代行(申請サポート)を依頼したものづくり補助金が採択された場合に支払うべき報酬です。ものづくり補助金の場合には、おおむね採択金額の10%から15%程度とされることが多いでしょう。

ものづくり補助金の申請代行を依頼した場合の流れ

ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を依頼した場合の一般的な流れは、次のとおりです。

専門家へ依頼する

はじめに、依頼をする専門家を選定しましょう。ものづくり補助金が採択される可能性を上げるため、より信頼でき、かつものづくり補助金に関する専門性の高い専門家を見極めることが重要です。

専門家とともに申請書類を作成する

専門家へ依頼をしたら、専門家とともに申請書類の作成を進めます。

実際の記載は専門家が行ってくれることが多いのですが、事業者が行おうとしている事業内容や事業者の想いを専門家が理解するため、そして、より採択される可能性を高めるためのブラッシュアップをするため、複数回の打ち合わせを重ねることが一般的です。

ものづくり補助金を申請する

申請書類の作成ができたら、ものづくり補助金を申請します。ものづくり補助金の申請にはGビズIDプライムアカウントの取得が必要となりますので、専門家の指示に従い、あらかじめ取得しておくとスムーズでしょう。

採択か不採択かが分かる

公募期間の満了後、採択か不採択かが通知されます。専門家側でも確認してくれることが多いですが、補助金事務局からの通知を見落とさないよう注意しましょう。

自己資金などで事業を実施する

補助金が採択されたからといって、すぐに補助金が受け取れるわけではありません。先に、申請をした補助事業を実施する必要があります。

この時点では、まだ補助金は振り込まれていませんので、自己資金やつなぎ融資など別の方法で調達をした資金で事業を実施しましょう。

実施報告を行う

申請をした補助事業を実施したら、補助金事務局へ実施の報告を行います。実施報告には所定の様式のほか領収証などの証拠書類の提示も必要となりますので、紛失などしてしまうことのないよう、あらかじめ書類をまとめておいてください。

補助金が振り込まれる

実施報告に問題がないと判断されれば、ようやく補助金が振り込まれます。

ものづくり補助金の申請代行を依頼する場合の注意点

ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を依頼する場合には、次の点に注意しましょう。

悪質な業者に注意する

ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)をうたっている専門家の中に、悪質な業者が混じっている場合があります。万が一悪質な業者へ依頼してしまえば、申請書類をコピペなどで作成されてしまう可能性があり、採択の可能性が非常に低くなってしまうでしょう。

また、当初口頭で説明していた金額とはかけ離れた報酬額を請求されるケースもあるようです。そのため、報酬額や報酬内で受けられるサポート内容は、口頭のみではなく必ずあらかじめ契約書などの書面で確認することをおすすめします。

それどころか、さらに悪質な業者にあたってしまえば、虚偽申請を持ちかけられるリスクもゼロではありません。新型コロナ禍において持続化給付金の不正受給で多くの逮捕者が出たことを記憶している人も多いかと思いますが、補助金などの不正受給は、重大な犯罪行為です。

「このくらい皆がやっている」などと持ちかけてくることもあるかもしれませんが、不正受給の結果逮捕されてしまっても、悪質な業者が守ってくれるわけではありません。決してそのような甘言には乗らないよう注意しましょう。

事業計画の発案から丸投げできるわけではない

ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を専門家に依頼したからといって、どのような事業を行うのかなどの発案段階からすべてを丸投げできるわけではありません。なぜなら、採択がされた後で実際にその事業を行うのは事業者自身であり、専門家ではないためです。

相手へ丸投げして書面上で何となくよさそうな事業を計画したところで、熱が入らない以上、その後成功へ導くことは難しいでしょう。もちろん、事業者が検討した事業内容を一緒にブラッシュアップしたり、検討が足りない部分を一緒に検討したりすることは可能です。

ものづくり補助金などの補助金は、「補助金をもらうために何をするのか検討する」のではなく、「自社で行いたい事業があり、その成長を早めるために補助金を活用する」のが本来の在り方ですので、この点を誤解しないよう注意してください。この点を誤ると、悪質な業者に引っかかってしまうリスクも高くなります。

サポート内容をよく確認する

ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)を依頼する際には、どこまでサポートをしてくれるのか、サポート内容をよく確認しておきましょう。なぜなら、ものづくり補助金は採択がされた後も、事業の実施報告などで相当な手間がかかるためです。

この報告に必要な書類が揃えられず、せっかく採択された補助金の受給をあきらめるケースもゼロではありません。そのため、その専門家が採択後の実施報告まで支援してくれるかどうか、またその場合の報酬はどの程度かかるのかなどについて、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

まとめ

ものづくり補助金は申請書類のボリュームが大きいうえ、比較的難易度の高い補助金の一つです。申請にかかる手間や時間を本業に振り向けるため、そして採択の可能性を少しでも上げるためには、ぜひ専門家に申請サポートを受けることをおすすめします。

当社トライズコンサルティングでは、ものづくり補助金をはじめとした補助金の申請サポートに特に力を入れており、これまでも多くの事業者の補助金獲得をサポートしてまいりました。ものづくり補助金の申請代行(申請サポート)の活用をご検討の際には、ぜひトライズコンサルティングへご相談ください。

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