2025年度も、中小企業生産性向上促進事業費補助金が公募されることが決まりました。中小企業生産性向上促進事業費補助金は、神奈川県の中小企業者を対象とする補助金です。
では、中小企業生産性向上促進事業費補助金の対象となるのは、どのような取り組みなのでしょうか?また、中小企業生産性向上促進事業費補助金の申請にあたって専門家による代行を活用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、中小企業生産性向上促進事業費補助金の概要や補助上限額などを紹介するとともに、申請サポートを活用するメリットなどをまとめて解説します。
当社トライズコンサルティングは、補助金の申請代行の実績が豊富であり、サポートした案件について高い採択率を誇っています。中小企業生産性向上促進事業費補助金への申請をご希望の事業者様は、当社トライズコンサルティングまでお気軽にご相談ください。
中小企業生産性向上促進事業費補助金とは
中小企業生産性向上促進事業費補助金は、神奈川県が公募している補助金です。
中小企業者は、物価高騰や深刻な人手不足など、厳しい経営環境に置かれています。そのような中で生き残るには、中小企業者の「稼ぐ力」の安定や強化を図り、その利益を原資とした賃上げによって成長と分配の好循環を生み出さなければなりません。
これを実現するために、生産性向上に資する設備導入などが補助対象とされます。
中小企業生産性向上促進事業費補助金の概要
続いて、中小企業生産性向上促進事業費補助金の対象となる事業者や対象となる取り組み、補助上限額などについて解説します。なお、2025年度も公募されることが決まっているものの、2025年2月時点では公募要領は公開されていません。そのため、前回の公募内容を参考に解説します。
補助対象となる事業者
中小企業生産性向上促進事業費補助金の対象となるのは、神奈川県内に事業所を有する中小企業者です。発行済株式総数または出資総額の2分の1以上を同一の大企業が所有している中小企業者などは「みなし大企業」に該当し、補助対象とはなりません。
なお、過去に「ビジネスモデル転換事業費補助金」の交付を受けた事業者も対象となります。
補助対象となる取り組み
中小企業生産性向上促進事業費補助金の対象となる取り組みは、神奈川県内の事業所で実施する生産性向上や業務プロセスの改善、人手不足の解消に資する設備の導入などです。たとえば、次の設備の導入などが想定されています。
- 製造工程の改善に資する設備
- 検査工程の改善に資する設備
- 調理工程、サービス提供方法の改善に資する設備
なお、それぞれ補助対象経費が税別で次の金額以上である事業が対象とされており、あまり少額の取り組みは対象となりません。
- 小規模事業者以外の中小企業者:50万円
- 小規模事業者:37.5万円
補助対象事業のその他の主な要件は、次のとおりです。
- 公募要領に沿う事業であること
- 付加価値額を年率平均1.5%(3年で4.5%)以上増加させる計画であること
- 給与支給総額を増加させること
- 申請日時点で神奈川県内の事業所で実態のある事業を営んでいること
- 補助対象となる事業を神奈川県内の事業所で実施すること
- 補助事業に必要な発注は原則神奈川県内事業者に行うこと
- 申請者が主体的に事業の遂行をすること
- 許認可が必要な営業の場合、営業許可等を受けているか、補助事業完了までに取得する見込みがあること
- 公序良俗に反しない事業であること
- 公的な資金の使途として社会通念上、不適切であると判断される事業でないこと
- 暴力団員などに該当しないこと
補助上限額と補助率
中小企業生産性向上促進事業費補助金の補助上限額は、500万円(下限額は25万円)です。また、補助率はそれぞれ次のとおりです。
- 小規模事業者以外の中小企業者:1/2
- 小規模事業者:2/3
中小企業生産性向上促進事業費補助金の最新スケジュール
中小企業生産性向上促進事業費補助金は、2025年度も公募されることが決まりました。ただし、2025年2月時点において詳細なスケジュールや公募要領は公開されていません。申請をご希望の事業者様は今後の情報を待ちつつ、当社トライズコンサルティングまでお早めにご相談ください。
トライズコンサルティングは、中小企業診断士である野竿が代表を務めるコンサルティング企業です。サポートした案件について高い採択率を誇っており、中小企業生産性向上促進事業費補助金についても安心してお任せいただけます。
中小企業生産性向上促進事業費補助金の申請代行を活用するメリット
中小企業生産性向上促進事業費補助金の申請にあたって専門家による申請代行を活用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、主なメリットを5つ解説します。
- 時間と手間を削減できる
- 採択の可能性を高められる
- 全体の流れが理解しやすくなる
- 事業計画のブラッシュアップが可能となる
- 申請期限に間に合わせやすくなる
時間と手間を削減できる
1つ目は、手間と時間を大きく削減できることです。
申請サポートを活用しない場合、公募開始の情報のキャッチアップのほか、公募要領の読み込みや要件の確認、申請内容の検討とブラッシュアップ、申請書類の作成、申請手続きなどをすべて自社で行わなければなりません。これには、多大な時間と手間を要します。
中小企業生産性向上促進事業費補助金の申請にあたって、専門家による申請サポートを活用する場合、自社でかける手間と時間を最小限に抑えられ、本業に注力しやすくなります。
採択の可能性を高められる
2つ目は、採択の可能性を高められることです。
中小企業生産性向上促進事業費補助金は、要件を満たして申請したからといって必ず受け取れるものではありません。他の多数の申請の中から補助対象者に相応しいとして選ばれる必要があります。補助対象者として選ばれることを、「採択」といいます。
申請サポートを手掛けている専門家は、補助金の審査ポイントや加点ポイントを踏まえたうえでサポートを行うため、採択の可能性を高めることが可能となります。
なお、中小企業生産性向上促進事業費補助金では、次の2点が加点対象とされています。該当する際は、申請にあたって記載を漏らさないようご注意ください。
- パートナーシップ構築宣言を行っていること:サプライチェーン全体の共存共栄と規模、系列等を超えた新たな連携や親事業者と下請事業者との望ましい取引慣行の順守を目的として、企業の代表者が「発注者」の立場から新たなパートナーシップの構築を宣言するもの
- 事業継続力強化計画(単独型、連携型)に認定を取得していること、または申請していること:中小企業が策定した防災、減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が「事業継続力強化計画」として認定する制度
全体の流れが理解しやすくなる
3つ目は、全体の流れが理解しやすくなることです。
中小企業生産性向上促進事業費補助金は、採択されたからといってすぐに振り込まれるものではありません。採択後にはまず補助対象としたい事業を実施し、これについて実績報告を行ったうえで交付されるものです。
これは中小企業生産性向上促進事業費補助金特有のものではなく、事業に活用できる補助金の一般的な流れです。
しかし、補助金の活用に慣れていない事業者様は、補助金の交付時期について勘違いをしていることも多く、知らずに申請すれば受給までの資金繰りに窮してしまうおそれもあるでしょう。
専門家に申請サポートを依頼することで、補助金を受け取るまでの全体の流れを正しく理解しやすくなります。
事業計画のブラッシュアップが可能となる
4つ目は、事業計画のブラッシュアップが可能となることです。
補助金の採択を勝ち取るカギは、事業計画(補助事業計画書)にあるといっても過言ではありません。これを十分に練り込みブラッシュアップすることで、採択の可能性を高めることにつながります。
そして、この事業計画は補助金申請に使用するのみならず、自社で投資の効果を測る際にも活用できるものです。専門家のサポートを受けて練り込んだ事業計画は、その後実際に事業を行う中での拠りどころとなるでしょう。
申請期限に間に合わせやすくなる
5つ目は、申請期限に間に合わせやすくなることです。
中小企業生産性向上促進事業費補助金はいつでも申請できるものではなく、所定の公募期間内に申請しなければなりません。
参考までに、前回(2024年度9月締切分)の公募期間は2024年9月2日から2024年9月30日まででした。この間に最新の公募要領を確認し、申請内容の練り込みやブラッシュアップ、申請手続きなどを行わなければなりません。申請できる期間が短いため、うかうかとしていると期限を超過し申請できなくなるおそれがあります。
専門家に申請代行を依頼する場合、専門家が期限管理をしてくれるため、期限内の申請に間に合わせやすくなります。
中小企業生産性向上促進事業費補助金の申請代行はトライズコンサルティングにお任せください
中小企業生産性向上促進事業費補助金の申請代行は、トライズコンサルティングにお任せください。最後に、トライズコンサルティングの主な特長を紹介します。
- 代表は中小企業診断士である
- 補助金のサポート実績が豊富である
- 「つなぎ融資」のアドバイスも可能である
- 必要に応じて採択後の手続きまでサポートを行う
- オンラインでの相談や打ち合わせに対応している
代表は中小企業診断士である
トライズコンサルティングの代表である野竿は、中小企業診断士の資格を有しています。
中小企業診断士は、中小企業の経営診断や事業計画書の作成などを専門とする国家資格です。そのため、確かな知識のもとで的確な申請サポートを実現しています。
補助金のサポート実績が豊富である
トライズコンサルティングは補助金の申請サポートについて豊富な実績を有しており、サポートした案件について高い採択率を有しています。これは、各補助金の審査ポイントなどを熟知したうえで、申請内容のコンサルティング段階からサポートを行っているためと自負しています。そのため、ご依頼いただくことで採択の可能性を高めることにつながります。
「つなぎ融資」のアドバイスも可能である
つなぎ融資とは、補助金が交付されるまでの期間、一時的に受ける融資です。
先ほど解説したように、中小企業生産性向上促進事業費補助金は補助事業実施後の後払いです。つまり、補助対象としたい事業を実施する段階(つまり、補助対象としたい設備などについて対価を支払う段階)では、まだ補助金は交付されていません。
そのため、この間に必要な資金を補填するため、つなぎ融資を活用することがあります。トライズコンサルティングは必要に応じて「つなぎ融資」のアドバイスも行っています。
必要に応じて採択後の手続きまでサポートを行う
補助金を受給するには、採択後も実績報告などの手続きが必要です。これにも相当の手間を要するものの、実績報告などまでサポートする専門家は少ないようです。
トライズコンサルティングでは必要に応じて実績報告などのサポートも可能であるため、本業に注力しやすくなります。
オンラインでの相談や打ち合わせに対応している
トライズコンサルティングは、ご相談や打ち合わせにZoomなどのオンラインツールを活用しています。そのため、打ち合わせのために場所を移動する必要がないほか、出張中などであっても打ち合わせを進めることが可能です。そのため、多忙な事業者様などからご好評いただいています。
まとめ
中小企業生産性向上促進事業費補助金の概要や補助上限額、補助対象となる取り組みを解説するとともに、申請サポートを活用するメリットなどを解説しました。
中小企業生産性向上促進事業費補助金とは、神奈川県内に事業所を有する中小企業者が取り組む生産性向上に資する設備への投資などを補助対象とする補助金です。要件を満たした申請し採択されることで、最大500万円の補助がなされます。
中小企業生産性向上促進事業費補助金の申請にあたっては、申請サポートを活用するとよいでしょう。申請サポートを活用することで、自社の手間や時間を最小限に抑えることが可能となるほか、採択の可能性を高めることも可能となります。
当社トライズコンサルティングは補助金の申請代行について豊富な実績を有しており、サポートした案件で多くの採択を勝ち取ってきました。中小企業生産性向上促進事業費補助金への申請をご希望の事業者様は公募開始の情報を待ちつつ、トライズコンサルティングまでお気軽にご相談ください。